学校の勉強って本当にムダなのか?

みなさんは学校で学ぶような勉強は好きでしたか?得意でしたか?

 また当時学んだこと、どれだけ覚えていますか。 

 

さて近年はインターネットの発達により学校へ行かなくても

さまざまな情報を入手できたり、直接的にお金に結びつくような方法を知ったりすることができ

「学校の勉強なんてムダだ」という意見を以前よりも多く聞くようになったように思います。

 

日本は未だ学歴社会が根強く残っているとはいえ、

勉強を頑張っていい大学へ行って、大企業に就職しても安泰とはいえないと思われる時代になり

反対にyoutuberなどのアフィリエイト収入で稼ぐような形も従来に比べ圧倒的に身近になりました。

 

私自身も大学を卒業する際に大学の先生から

「社会に出てからは今までやってきたことは何の役にも立ちません」と言われたり

ホリエモンに至っては「学校なんて行くな」ぐらいの勢いで批判してますよね。

私自身はホリエモンの著書は数冊読んだりホリエモンチャンネルを視聴したりしているので

彼の考え方は好きですが。

 

本当に学校の勉強ってムダなのか?これは非常に賛否両論だと思います。

 

学校が絡んでくると、社会生活がとか礼儀やマナーがとかの議論に飛躍しがちですので

今回は「学校の勉強」に焦点を絞って考察していきます。

 

私の意見としては「ムダではない、やることがないならばとりあえず勉強しとけ」

と考えております。

 

それはなぜかと申し上げますと、

勉強をすることによって「情報の整理の仕方」を学ぶ ことができるからです。

 

国語であれば国語、算数であれば算数、社会であれば社会 

勉強していく過程で情報の整理の仕方、コツなんかはそれぞれ異なるものだと思います。

教科ごとに得意・不得意が生じる1つの理由として

私は興味関心もそうですが情報の整理の仕方のコツを掴んでうまくいっている

可能性が高いんじゃないかなと思っています。

 

学校に行っていれば多くの先生から授業を受けることで

教科ごとの特性もあれば先生それぞれの情報整理のクセがあるかと思います。

それを反復していくことで、知識や経験値だけでなく

新しい情報整理の仕方も身につけることができるのではないでしょうか。

 

これを1人でやろうとしてしまうと

例えば「プログラミングを学ぼう」と思ったときに

自分の情報整理のクセの範囲を越えて学ぶことが難しいのではないかと思います。

 

社会に出て働くうえで

数学の公式とか科学の法則とかは直接的に役立つ機会は多くありません。

むしろプログラミング、簿記、文章表現力、電話・接客対応、その他資格の勉強などなど

「学生時代あんなに時間があったんだしやっとけばよかったな~」と思う人がほとんどだと思います。

実際に私自身もそう思いました。

 

しかし、社会人になって「これが必要だ」というものは業務内容や職場環境によって左右されるものですし

それに挙げ始めたらキリがないと思います。

また時代や社会のニーズの変化に応じて対応していかなければならず、

「身につけたスキルを活かす」のも必要ですが「新しいスキルを習得するスキル」こそ

業務内容、職場環境、社会や時代の変化に対応できるのではと考えています。

 

新しいスキルを身に付けるにあたって、

学校での勉強に触れていることで様々な情報整理の仕方を持っていることから、

その時自分が必要だと感じたスキルを身に付けることができるのではないでしょうか。

 

また学歴についても、

「これだけの勉強をしてきましたよ」という1つの証明にはなるかと思うので、

確かに一定数はどこにでもトラブルメーカーはいますが

確率論でいえば「新しいスキルを習得するスキル」を身につけている人の割合は

学歴を1つの物差しにしてもいいんじゃないのかなと思っています。

 

「これをやっておけば間違いない」というものが見えづらくなっている今でこそ

学校で様々な勉強に触れ、反復させる。

そのことによって自分だけでは身に付けられない「情報整理の仕方」を身に付けることで

社会や時代の変化に対応するための「新しいスキルを習得するスキル」を

磨くことができるのではないでしょうか。